プロテオグリカンとニキビの関係は？

プロテオグリカンとは、糖とタンパク質の複合体である糖タンパク質のことです。「プロテオ」にはタンパク質、「グリカン」には多糖類という意味があります。

プロテオグリカンは人間の体内に存在している成分で、皮膚では真皮層に多く、軟骨にも含まれています。かつては1g3000万円もした高級原料だったのですが、鮭の鼻軟骨から高純度のものを大量に抽出できるようになり、化粧品やサプリメントなどに配合されるようになりました。

プロテオグリカンの特徴は保水力が高いことです。ヒアルロン酸は1gで6Lの水分を保持する保水力の高い成分として知られていますが、プロテオグリカンにはヒアルロン酸よりも高い保水力があります。

ニキビができる原因

ニキビができる原因は毛穴がつまることです。乾燥、不規則な生活、偏った栄養バランス、間違ったスキンケアなど、毛穴がつまる原因はさまざまあります。

特に大人ニキビの場合は乾燥が関係をしています。肌が乾燥をするとターンオーバーが乱れてしまい、古い角質がたまります。

たまった古い角質は毛穴の出口をふさいでしまったり、毛穴を細くさせてしまったりします。このような状態でわずかな量でも皮脂が分泌されると毛穴がつまることになります。

乾燥が原因のニキビの場合は、保湿ケアをすることが大切です。保湿化粧品を使ったり、食事やサプリメントなどで体の内側から潤いケアをしたりしていきます。

プロテオグリカンとニキビの関係

乾燥が原因のニキビを予防するためには、保湿ケアが重要です。プロテオグリカンは保水力のある成分です。

お餅にヒアルロン酸またはプロテオグリカンを塗布し、数時間後のお餅の状態を確認した実験では、ヒアルロン酸を塗ったお餅にはヒビが入ってしまいましたが、プロテオグリカンにはヒビが少なく、水分が保たれていることがわかりました。ただ保水をするだけでなく、その状態が長く続くことが期待できるのです。

保湿をすることでターンオーバーが整い、古い角質がたまりにくくなります。古い角質がたまりにくければ、毛穴がつまりにくくなります。

プロテオグリカンでの保湿方法

プロテオグリカンは化粧品に配合されているので、プロテオグリカン入り化粧品で保湿ケアができます。ニキビで悩んでいる場合には、ニキビができにくい処方で作られていることも確認しましょう。

プロテオグリカンはサプリメントにも配合をされています。鮭の鼻軟骨に多く含まれている成分で食事から出は摂りにくいですが、サプリメントなら手軽に摂取できます。

ニキビのできにくい肌を目指すためには、毎日ケアを続けることが大切です。